旧石器時代から近代にわたる池田の歴史的特性を考古・歴史・民俗・美術工芸資料をもって点描します。代表的な資料として娯三堂古墳・池田茶臼山古墳・池田城跡出土資料、近世の各種村方文書、酒造関係資料、近世から近代に活躍した文人の書画軸など。 


  
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 池田市域の歴史は、今から1万数千年前、後期旧石器時代にさかのぽります。
 弥生時代には、北摂を代表する宮の前遺跡、古墳時代には、娯三堂古墳、巨大な石室をもつ鉢塚古墳が出現します。古代・平安の池田は、秦氏・坂上氏といった渡来系一族が大きく関わっています。
 中世〜戦国時代は、北摂地域の覇権を争った池田氏の本拠地でした。池田氏は「富貴無双」と評され、地域支配とともに金融業もおこない、その収益だけで1万石に匹敵したといわれています。
 江戸時代、能勢街道の整備により、池田は能勢地域と大阪との中継地として栄え、酒造業・金融業が隆盛し、経済的繁栄は項点に達します。元禄時代には、将軍家御用の酒屋満願寺屋はじめ造り酒屋30数軒が年1万石以上の酒を造り、それらは盛んに江戸へ送られました。茶の湯に最上とされた池田炭でも全国に知られました。
 この経済的繁栄をうけ、呉春(日本絵画、四条派の祖)に代表される多くの文人墨客が去来し、ここに「池田文化」が開花します。歌人の津田道意・平間長雅、画家の桃田伊信、「呉江社」を興した儒者田中桐江、山川正宣・広瀬旭荘などの活躍があります。
 また、麻田藩第二代藩主青木重兼は、日本における黄檗宗の祖、隠元と深い関係を持ち、江戸前期に現池田市畑に「摩耶山仏日禅寺」を建立しました。このことから、黄檗宗・黄檗文化の資料がこの地に伝えられています。
  

黄檗宗
池田酒と菊炭
 
 

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