●概説と目録 
 
   A:摂津国豊島郡池田村文書  B:摂津国豊島郡畑村文書

   C:摂津国川辺郡小花村文書  D:摂津国武庫郡中村前田家旧蔵文書
 
   E:摂津国川辺郡小戸村文書  F:摂津国武庫郡今津村福田家旧蔵文書

   G:勝尾寺・滝安寺関係文書  H:摂津国豊島郡新免村・轟木村明細帳

   I:摂津国豊島郡文書     J:その他  

●一部紹介写真 

  御朱印出入一件覚書     未酒造米高帳       酒家用秘録
           
 
 川筋通船訴訟和解の証文   馬借駄賃に関する掟   池田炭一件に関する願 
    
 
    (C)池田市教育委員会(池田市立歴史民俗資料館) 
 

●はじめに 

 「蝸牛廬文庫」は、もと故林田良平氏(池田市)が所蔵された貴重な地域文化資料で、大阪府下屈指のコレクションとして高く評価されています。その内容は、古文書・書籍・書画軸・短冊・一枚摺・絵図等厖大多岐にわたるものでした。
 本文庫は林田良平氏の曾祖父林田良平氏(林叟・文政5〜明治34)のころから収集がはじまり、父林田安平(炭翁・明治6〜昭和30)によって「蝸牛廬文庫」と命名されました。林田良平氏は長年にわたり本文庫を大切に継承・保全されるとともに、さらに系統的な収集を図り、その充実につとめてこられました。その一方で、これらの資料をもとに、地域史に関する研究にもご尽力され、池田市文化財保護審議会委員・池田郷土史学会副会長としての活動のなかでその成果を発表されてきました。
 池田は、江戸時代にはすぐれた酒を産し、池田炭の名に代表されるように、北摂の物資の集散地として経済的繁栄を誇りました。この繁栄のもと、全国から有名無名の文人墨客がこの地に去来し、和歌・俳諧・漢詩文をはじめ多彩な文化活動が展開されたことが知られています。本文庫は、こうした池田がもつ豊かな歴史的・文化的特性を裏付ける資料としてかけがえのない価値を有しているばかりではなく、さらに、北摂地域の歴史を解明するうえにおいても重要な役割りを担うものと考えます。
 今回は、当資料館の収蔵となりました本文庫資料のうち古文書について目録化したものです。ここに本目録を公にすることによって「蝸牛廬文庫」、さらに池田を中心とする地域研究が深化されますことを願ってやみません。
 最後になりましたが、本目録作成にあたりご尽力賜りました京都橘女子大学(現大阪大学)助教授村田路人先生、大阪大学文学部国史研究室の学生諸氏、また、関係各位に対しまして深甚の謝意を表するしだいです。

      平成5年2月1日      池田市立歴史民俗資料館

           (『蝸牛廬文庫目録(1)』(H5.2.1)より転載) 

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