下水道事業の概要

更新日:2021年11月15日

下水道の役割

下水道とは

私たちの生活に水はなくてはならないものです。
炊事、洗濯、お風呂、トイレ等、暮らしのいろんなところで水は使われ、汚れた水になります。汚れた水は下水道管をとおって処理場に運ばれて『きれいな水』に生まれ変わります。

下水道は、私たちの自然を守り、暮らしを快適なものにする大切な施設で、水道、電気、ガスなどと同じく、私たちの生活に欠かせないライフラインです。

トイレの水洗化

トイレを水洗化にすることは下水道の基本的な役割です。トイレの水洗化は文化のバロメーターとも言われ、きれいで住みやすいまちづくりのお手伝いをします。

水害から暮らしを守る

私たちのまちは近年の急速な都市化により、田んぼや畑、ため池等が少なくなり、道路やコンクリートの建物が増えました。暮らしやすくなる半面で、そこに雨が降ると、多量の雨水が溢れます。この雨水をすみやかに川に流したり、地下に溜めたりすることも下水道の役割のひとつで、大雨による水害から私たちの大切な財産を守ります。

水害から暮らしを守る

海や川をきれいに

私たちが汚した水や工場等で汚れた水をそのまま海や川に流すと、魚や虫等いろいろな生きものがいなくなったり、人間にも病気をもたらします。下水道は、汚れた水を「下水処理場」できれいな水にして、海や川に返し自然や生きものを守ります。

リサイクル

下水道から出る水、汚泥等は、多くの利用可能な資源・エネルギーを有効利用することにより、地球環境を考慮した省エネルギー・リサイクル社会の実現に向けて貢献します。

下水道の区域

下水道の種類

流域下水道

複数の市町村からの下水を受け入れるための幹線及びポンプ場と、これを処理するための処理場からなり、都道府県が事業を行うもので、池田市では箕面川以南の石橋地区・旭丘および新町の一部と細河地区が、大阪府・兵庫県が事業主体となる「猪名川流域下水道」の計画区域に入ってます。

公共下水道

市町村が区域内の下水を集めるための管渠とこれを処理する処理場とを合わせて建設する単独公共下水道と、流域下水道に流入する公共下水道で市町村が管渠を建設する流域関連公共下水道とがあり、池田市では五月山以南、箕面川以北の区域が、前者の単独公共下水道で事業を実施しています。

公共下水道計画図(汚水)

公共下水道計画図(汚水)

公共下水道計画図(雨水)

公共下水道計画図(雨水)

特定環境保全公共下水道

都市計画区域内の市街化区域以外、及び都市計画区域外(農村、漁村、観光地等)で事業実施するもので、池田市では細河地区で実施しています。

特定環境保全公共下水道
特定環境保全公共下水道一般図(汚水)

流域下水道のしくみ

猪名川流域下水道

淀川水系猪名川の流域を処理区とした流域下水道で、昭和41年11月に都市計画決定を行い、事業着手しました。排除方式は大部分が分流式で池田市、豊中市の一部が合流式となっています。関係市町は現在、本市を含む豊中市、箕面市、豊能町と兵庫県伊丹市、川西市、宝塚市、猪名川町の6市2町からなります。

流域下水道

下水道管の維持管理

本市の下水道は、事業着手から50年を経過し普及率はほぼ100%となっています。このように下水道の普及とともに、施設は増大していきます。市街地を中心に整備を始めた下水管渠の中には耐用年数を超えたものもあり、老朽化して道路陥没等の原因となり、また、木根の侵入や不等沈下等により流下能力不足となっているものもあります。路面下の空洞調査、管渠内調査により管渠の状況を把握し、施設の改築や修繕を計画的・段階的に実施しています。

下水道は一日も休むことのできない重要な業務を担っている施設です。安全なまちづくりを目指して、効率的な維持管理を行い大切な財産を守っています。

下水道管清掃状況

下水道管清掃状況

工場排水立入検査

工場排水立入検査

この記事に関するお問い合わせ先

池田市 上下水道部 経営企画課
〒563-0054
池田市大和町1番10号
電話:072-754-6069
上下水道部経営企画課へのご意見・お問い合わせ