第8期池田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画を策定しました

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第8期池田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画

令和3（2021）年度から令和5（2023）年度までを期間とする「第8期池田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を策定しました。

「高齢者福祉計画」とは老人福祉法に基づき、介護保険制度とそれ以外のサービスを組合せ、いきがい・健康づくりなど、高齢者福祉に関する全般的な施策を定める計画です。

「介護保険事業計画」とは介護保険法に基づき、制度の円滑な実施に向けた取り組み内容とその目標や介護保険サービスの給付見込量、介護施設等の整備などの施策を定める計画です。

本計画につきましては、池田市役所2階介護保険窓口にて配布しております。

計画策定にあたって

わが国では、急速に高齢化が進んでいますが、本市においても例外ではなく、令和2年9月末時点で、高齢者数（65 歳以上人口）は27,974 人、高齢化率は27.0％と、市民の約4人に1人が65 歳以上となっています。また、高齢世帯の増加も続いており、一人でお住まいの方など手助けが必要な方が多くいらっしゃることから、ますます地域のつながりが重要視されるところです。そのような中、昨年1月に国内初の感染者が確認されてから、新型コロナウイルス（COVID-19）感染症拡大によって、大きく生活が変わり、計り知れない不安を感じたことと思います。医療従事者の方々をはじめ、市民の皆様のたゆまぬ努力に深く感謝申し上げます。まだまだ終わりが見えず、予断を許さない状況ですが、また市民の皆様が安心して健やかに暮らすことができるよう、国及び大阪府と連携を図って、感染拡大防止に全力を注いでまいります。

さて、社会で高齢者を支える仕組みとして平成12 年に創設された介護保険制度も、今年で22 年目となります。給付費の増大に伴い被保険者の負担が増え、さらには介護人材の不足といった問題を抱えています。団塊の世代が75 歳以上になる令和7年（2025 年）、団塊ジュニア世代が65 歳以上になる令和22 年（2040 年）を目前に、今後ますます高まっていく介護需要に反して制度の持続可能性が危ぶまれています。また、多様化・複合化する高齢者の課題に対応するため、本市では、地域において医療、介護、介護予防、住まい及び自立に向けた生活への支援が包括的に提供されることを目指した「地域包括ケアシステム」の深化・推進に加え、「支える側」「支えられる側」という関係を超えて、一人ひとりがいきいきと暮らし、共に創る「地域共生社会」の実現を目指したまちづくりに努めてまいります。そして、制度の持続可能性を高めるため、介護現場において介護ロボットやICTを活用し、業務効率化に取り組んでまいります。

最後になりましたが、本計画の策定にあたり、アンケート調査にご協力いただきました皆様をはじめ、慎重にご審議いただき貴重なご意見をいただきました池田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定委員会の皆様ならびに関係各位に対しまして心からお礼申し上げます。

令和3年（2021 年）3月

池田市長