第5回小中一貫教育推進委員会

更新日:2021年02月01日

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各学園チーフコーディネーターからの小中一貫教育の取り組みの中間報告まとめ

(いけだ学園 池田中学校 山田)

 

   授業研への参加 小学校⇔中学校

  小中学校それぞれの授業への入り込み方が課題

 

  (しぶたに学園 渋谷中学校 西上)

 

  学力向上の取り組み

       「学園暗唱詩文集」、「基礎学力部会」算数の共通テストの導入

         「家庭学習頑張ろうウィーク」、渋谷中学校で小学生、中学生が漢検を受験

      体力づくり

    「器械運動の手引き」の作成

      異年齢交流の活性化

 

  (きたてしま学園 北豊島中学校 熊谷)

 

     小学校専科加配の中学校教員が2小学校に週2回ずつ

   小学校6年生の算数の授業へ

    取り組みの成果として、学力テストの平均が上昇した。

    児童の好きな教科の2位に算数が。中学校の教員の専門性が

   生かされている。

    幼小交流 神田小学校 南先生がひかり幼稚園で体育の授業

 

  (いしばし学園 石橋中学校 森山)

 

    大きな変化として、小学校の先生が中1の数学の授業に

   苦手な生徒のサポートとして入り込み。

   中学校の授業をみて、小学校の教師が学ぶ(逆も)

   様々な教科で教科会ができれば・・・

   授業研究会の持ち方(6本/年)今、曲がり角に来ている。

 

   (ほそごう学園 細郷中学校・稲葉)

 

    施設一体型小中一貫校として3年目を迎え、学校運営協議会を設置し、

   本年度からコミュニティスクールに。

   学年区分を4-3-2制の3つの部会に分けて、今年度から

   それぞれ企画して行事等を行なっている。

   AS(アクティブ・スクール)の研究指定、相互授業参観

   教科ユニット、授業のUD(ユニバーサル・デザイン)化

   小学校は、ほそごうタイム、中学校は、朝勉強会

   また、7年生(中学1年生)、8年生(中学2年生)の数学が苦手な生徒に

   小・中の教員が個別指導を行っている。

学識経験者講話 京都教育大学初田幸隆教授「小中一貫教育で高まる力」

・小中一貫教育における学園目標

  学園目標とそれぞれの小、中の目標がつながっているのか。小が複数校あるので実態が違う。実 態の違いは、取り組みの違い。取り組みの違いが研究テーマになった方がよい。小・中それぞれの実態を踏まえて学園組織を構築していったら良いのでは。

・推進に向けて

   教育目標に必要なものは、具体性。評価可能でなければならない。学園、学校、学年、学級、個人の目標が繋がっていることが望ましい。ここが一貫することで、子どもは育っていく。そして、それをより具体的にしてことで、これからの社会で必要な力を育むことができる。 総合的な時間の取り扱いについて。課題設定力を伸ばすもの。そのために例えば「読解」の時間を設定してみては。「~を紹介するパンフレット」を作ろうなど。合同行事をどうしていくか。1~9年までの教科のつながりを年間で考えていく。そこから、カリキュラムマネジメントをしていく必要がある。

 授業のプロセスの共有も効果的である。どの授業でも統一。全国学力テストの値が明確に上昇した例もある。また、学校運営協議会をどう活用するかが重要。キャリアポートフォーリオの活用。

  これからの社会への展望をもたせることが最も大切である。

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