THE GOOD LIFE IKEDAインタビュー Vol.1

更新日:2025年07月31日

不登校でも大丈夫。「自分らしさ」の先に明るい未来が、きっとある。

真野潤子さん Nekko to Ohana代表

 

 

住み慣れたまち、いけだの魅力は何といっても「自然」と「人」 池田城跡公園の写真とすずめ舎のコーヒーの写真

 

小学4年生の時に家族で伏尾台に移り住みました。結婚を機に引っ越しましたが、子育てには自然が豊かで空気が良い伏尾台がぴったりだな、と思って帰ってきました。3人の子どもたちは成長して独立し、今では私を助けてくれる頼もしい味方です。

最近の池田のお気に入りの休憩スポットは「すずめ舎」さんです。お店の方とのおしゃべりに癒されています。池田には魅力的な人が多く、人とのつながりが持ちやすい良い雰囲気があると思っています。

 

 

不登校の子とその家族が安心して過ごせる居場所を作りたい 事務所での定位置である座椅子に真野さんが座る写真と支援する子どもたちの写真

 

不登校の子や保護者と関わる仕事を10年以上してきました。不登校の子が増えていく中で、公的な機関としては、様々な方に支えられながらも、一人ひとりの状況に応じた支援が難しいと感じていました。

退職後、元相談者であるお母さん方の後押しもあり、2023年9月にNPOとしてNekko to Ohanaを立ち上げて、子どもと家族が孤立せず自分らしく安心して過ごせる居場所づくりをはじめました。名前は、学校に行かない子どもたちも見えないところで根っこ(Nekko)が育っていること、ハワイ語で「ひとりじゃないよ、みんながいるよ」という意味のOhana、から生まれました。

子どもや保護者のありのままを受け止めて、お互いが安心して話せる。普通であることを強要されず、自分らしくいられる。そんな居場所づくりをめざしています。

 

 

笑顔を育む居場所を作っているようで実は私が居場所をいただいている 取材時の真野さんの写真とオーストラリア視察のときの写真

 

不登校は誰にでも起こり得ることで、悪いことでもなければ、はずかしいことでもありません。その子にとって安心して過ごせる場が地域にない、見つけられないという社会の問題だと感じています。不登校の子を持つお母さんもつらい思いをされています。お母さんを一人ぼっちにしたくないという思いから、子どもの居場所だけでなく、親が安心して話せたり繋がれたりする機会を大切にしています。

「頑張ってるね」と労っていただくことがありますが、みんなの居場所を作っているようで、その実、自分の居場所をいただいていると感じています。私一人では何もできないけれど、多くの方に支えていただきながら活動していることに日々感謝しています。そしてこれからも、地域の方との関わりを大切にしながら過ごしていきたいと思います。

 

 

「信頼できる地域のつながりで親子を支える」を叶えたい 真野さんの写真

 

親子を、地域で見守っていけたらいいな、と思います。「どうして学校に行ってないの?」ではなく、「おはよう、今日はいい天気だね」といった声かけが、子どもたちと社会とをつなげ続けてくれるんです。学校を含めた支援者同士が信頼できる関係をつくり、地域のネットワークで子どもたちを支えていきたいですね。

子どもたちは、「自分の言葉を必ず受け取ってくれる」と本気で信じられる大人がいて、安心してチャレンジできる環境があれば、驚くほど成長します。子どもたちが前に進む大切な一歩を見守る環境づくりを、池田で叶えていきたいですね。

 

<infomation>

Nekko to Ohana
住所:〒563-0058 池田市栄本町3-5
HP:https://nekkotoohana.studio.site/ (外部リンク)
問い合わせ先:HPのお問い合わせフォームからどうぞ

 

 

“いいひと いい暮らし いけだ”

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