THE GOOD LIFE IKEDAインタビュー Vol.2

湯谷先生:本科では、春夏秋冬を通じて各所で草花による空間作りを実施しています。池田城跡公園で6月に開催される「白ゆりまつり」では、2・3年生の草花専攻A班25名で園内装飾をお任せいただいており、今回で5回目になります。
城跡公園からもらったユリの球根を、高校で大きくなるまで育て、2年生が6月12日に収穫し、花粉を丁寧に取ってガラスの花器に作品を作りました。翌13日には、城跡公園で大量のお花に囲まれながら、4点の投げ入れ花(※)と15点の大きなアレンジを協力して作成しました。
朝9時から完成まで約5時間、晴天の中よく頑張りました。範囲も大きく大変な装飾ですが、得るものも大きく、生徒たちはとてもいい経験をさせていただいています。
※花を花器に投げ入れるように生ける、自由なスタイルの生け花のこと
中川さん:今回の装飾テーマは「大阪・関西万博」で、ミャクミャクをイメージした色合いの装飾を実施しました。学校で育てたユリやアジサイをベースにして、赤色は、ダリア・カーネーション・ケイトウ・アルストロメリアなどを。青色は、カスミソウ・グラジオラス・デルフィニウム・スモークツリーなどを使いました。
勝さん:ユリの白さがいちばん映えるように、目立つように、ユリが主役になるようにいちばん大きく形を作りました。たくさんの花を扱える機会や環境に改めてありがたいな、と感じました。ふんだんに花を扱えるチャンスを生かして、いい装飾にしようと思いながら装花しました。
岡さん:小さい頃に城跡公園の近所に住んでいたので、よく家族とお散歩に行っていました。昔から知っている場所で自分が花を装飾できるなんて思っていなかったので、とても面白かったですし、感慨深かったです。城跡公園への思い入れがより深く、より好きになりました。
―地域の人との関わりから、新たな発見があったようです。
妹尾さん:門前装飾では、お客様が帰る時の目線を考えて、正面だけでなく斜め後ろから見た美しさやバランスにも気を配りました。作業中は「こんにちは」「頑張って!」とたくさん声をかけて頂きました。声援をもらえたらこんなに頑張れるんだ!ということを学んだので、これからは自分も積極的に人に声かけしようと思いました。
神農さん:たくさんの方が「この花の名前は?」と聞いてくださったので、私たちも花の名前や説明をするいい機会になりました。実は人とのふれあいがあまり得意ではなかったんですが、花があることで地域の人と自然に会話が始まることが多くて、そのやりとりが楽しいなと思うようになりました。
―最後に、活動を通じた学びや今後の抱負をお聞きしました。
衣川さん:「白ゆりまつり」のような大きな装飾を1人でするのはできないけれど、みんなで力を合わせると頑張れることや、地域の人の声援が大きな力になることを知りました。
岡さん:通り過ぎようとする人が足を止めて作品をほめて下さることが多く、「花が人と人とを繋いでくれているんだな」と新しい学びがあった心地良い時間でした。花の持つ力には、目に見える美しさ以上の何かがあるな、と思いました。
勝さん:花を通じて、声をかけてもらった嬉しさや感謝の気持ちに気づきました。学校や地域との関わりの中で得た発見や思いを胸に、就職や進学にむけても頑張っていきたいです。
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更新日:2025年10月10日