THE GOOD LIFE IKEDAインタビュー Vol.3



幼少期、事業で多忙な親元を離れて祖父の元で暮らしていたのですが、「周りの人の力になれ、地域に尽くすことが大切だ」と教えを受けていました。経営者だった祖父だからこそ感じる地域への思いがあったのだと思います。「地域に喜んでもらえる活動をしろ」と繰り返し言われたことが、私の現在の見守り活動の動機になっています。
池田で思い入れのある場所は、荘園1丁目第2公園です。有志の皆さんと「膝まで雑草がある公園をなんとかしよう」と、冬はダウンを着て、夏は猛暑のなかで草抜きを続けて、今では子どもが安心して遊べる場所になりました。

私自身も祖父や父と同様に様々な仕事や経営をしてきましたが、2009年に「地域の子どもたちのための取り組みをやろう」と、子どもたちが登下校する時間帯に、交通量が多い荘園2丁目の交差点や市立総合スポーツセンター南側の交差点などに立つ活動を始めました。
まずは有志3人で始めて、2017年5月に「北豊島校区ボランティア(子ども見守り隊)」として正式に団体を発足して、現在は週4日(月・火・木・金)、6名体制で実施しています。一人あたり年間で約130時間は活動している計算になりますが、全員無償で活動していて、通院など予定がある場合はメンバー間でサポートしあって、必ず人数が足りるように工夫しています。北豊島小学校の親御さんが立たれる日もあります。
大変ですが、皆さん「子どもたちの安全を守ろう」という気持ちで見守っています。

地域の交通安全活動推進に多大な功績があったと認められ、2021年9月に大阪府交通安全協会と大阪府警本部長から交通安全功労団体の表彰を受けました。個人ではなく団体として表彰されたことが嬉しかったですね。
一方で、表彰に伴い、子どもたちの安全確保への責任が増したプレッシャーも感じています。事故が起きないように、より気を引きしめて立ち当番をしていきたいですね。
また、地域の防災力を高めて子どもと住民の皆さんの安心・安全を守るために、地域の防災会として「荘園1・2丁目防災マップ」や、住民発の「地区防災計画」を作成しています。住む人皆さんでまちを歩き、危険箇所をマッピングして家庭でも話してもらう。そんな日常がこの地域にできつつあることが喜ばしく思います。

地域の傾向として、大きな家の売却で整理された区画に若い世代が転入し、子どもたちの数が増えているように感じます。今の見守り隊の人数で補いきれなくなる前に、地域の親御さんやシニアの方々にも声をかけて、子ども見守り隊ボランティア・防災組織・自治会・こども会等で連携しながら、真に「地域で子どもを見守る」ことができるようにしていきたいですね。
自分自身、病気と戦いながら活動していますが、子どもたちを見守る喜び、そして地域の方々と連携できる喜びを感じながら、若い世代に継承していきたいと思います。
<infomation>
子ども見守り隊北豊島校区ボランティア
問い合わせ先:072-762-0454(代表 米山)

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更新日:2025年12月03日