THE GOOD LIFE IKEDAインタビュー Vol.5



本屋を始めるきっかけは「やりたいことは口に出した方がいい」という言葉でした。子育てが一段落した時期に、ずっと抱いていた本屋への憧れと、「子どもと本屋さんに行って、落ち着いて本を探すのが大変だったな」という経験とが重なり、思い切って家族に「本屋をやりたいんだけど」と相談したら「やってみたら」と背中を押してくれました。
そうやって思いを口にしだしたら不思議と物事がするすると動き出して。馴染みの工務店に相談するとすぐにプランが決定し、まるで周りに引っ張られるようにして開店準備が進んでいきました。そのスピード感は、私の心の準備が追いつかなかったほどでしたが、開店へ向けて本の仕入れや契約などを慌ただしくこなしながら「やはり、言葉にしなければ物事は始まらないのだな」と実感したことを覚えています。

生まれ育った池田は、五月山や猪名川など自然が豊かな地域です。野鳥の声、川のせせらぎ、木の葉の擦れる様子や気配が心地良く、身近にある自然から「かすかに聞こえてくる音」に囲まれた環境に愛着を感じます。
この「かすかな音」を意味することば「murmur(ムルムル)」を菓子工房に、「ささやき」を書店の屋号に付けています。子どもも、大人も、気軽にそしてじっくりと「本から聞こえるささやき」に耳を傾けながら本を選んで欲しい、と日々想っています。

スマートフォンに親しむ子どもたちも、一度読書の楽しさを知れば、人生の必要な時に再び本を手に取るようになると思っています。「本と出会う、自分で選ぶ」という経験をしてもらいたくて店に設けたのが「子どもしか選べない100円の棚」です。この棚にある本は、地域の人々からの寄贈で成り立っていて「子どもにぜひ読んでほしい」という思いが込められた本だけが集まっています。100円なので「失敗を恐れずに、子どもの興味で本を選ばせてあげられる」と好評です。
また、店舗外で本と触れる機会を作るために、本屋さんやコーヒー屋さんなど数店舗で集まって開催する「推し本マルシェ」を始めました。満寿美公園やサカエマチ商店街など、人通りがある場所にマルシェを出すことで、本という文化に気軽に触れて楽しむ幸せを、一人でも多くの人に味わってもらえたらなと思っています。

本は生活必需品ではありませんが、読めば自分の中で「何か」が育ちます。選んで、読んで、を繰り返す事で自分が好きなものが見つかるかもしれませんし、人生の何かと繋がっていくかもしれません。そんなきっかけを、地域や知人との連携も含めながら、様々な方法で作りたいと考えています。本の移動販売などもおもしろいかもしれません。その時々で、自分の身の丈に合った提案を考えながらコツコツ続けていきたいと想っています。
<infomation>
公式Instagram ささやき書店:@sasayaki_shoten
公式Instagram murmur:@sasayaki_murmur
公式Instagram 推し本マルシェ:@oshi_bon_marche
各問い合わせ先:Instagramのメッセージからどうぞ

関連ページ
この記事に関するお問い合わせ先
池田市 市民活動部 シティプロモーション課
〒563-8666
池田市城南1丁目1番1号 池田市役所7階
(観光)電話:072-754-6244
(空港)電話:072-754-6271
(イベント)電話:072-754-6272
市民活動部シティプロモーション課へのご意見・お問い合わせ
- 皆様のご意見をおきかせください。
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

更新日:2026年02月02日