離乳食の初期によくある相談

更新日:2021年02月10日

ページID : 1975

アレルギーが⼼配なので、離乳⾷はゆっくり進めようと思っています。

⾷べさせても、⼝から吐き出します。

じっとしないで遊び⾷べをします。⾷べる量にもムラがあるかも…。

⾷べている途中で眠ってしまいました。せっかく作ったし、次にあげてもいいですか?

刻み⾷に変えたら、にんじんなど、そのまま便に混ざりだしました。

好き嫌いがでてきたみたいで困っています。

2回⾷に進めるタイミングは?

なかなか⾷べてくれません。

 

アレルギーが⼼配なので、離乳⾷はゆっくり進めようと思っています。

⾷物アレルギーの管理では【正しい診断に基づいた必要最⼩限の除去】が⼤切です。

⾷物アレルギーの発症予防を⽬的として離乳⾷の開始を遅らせることは推奨されていません。

気になることがあれば、⾃⼰判断で⾷物の除去をするのではなく、主治医に相談しながら離乳⾷をすすめていきましょう。

⾷べさせても、⼝から吐き出します。

⽣まれたばかりの⾚ちゃんが持っている哺乳反射がまだ残っている場合もあるので、⼝に⼊れたものを押し出してしまうこともあります。

離乳⾷を始めても、必要な栄養の⼤半は⺟乳やミルクで取っている時期なので、【量をたくさん⾷べる】というよりも【⼝を閉じて飲み込む】【スプーンや⾷べ物に慣れる】ことが⼤切です。無理じいするのではなく、楽しく⾷べる時間を⼤切にしましょう。

じっとしないで遊び⾷べをします。⾷べる量にもムラがあるかも…。

⾚ちゃんは遊んでいるように⾒えて…実は様々な体験をし、学んでいる場合もあります。時には失敗しながら、成功体験を重ねることで成⻑するので、お声かけをしながら⾒守ってあげましょう。

周りの環境も⼤切です。テレビを消したり、オモチャを⽚づけたりして⾷事に集中できる環境を作りましょう。それでも⾷べないときは30分ほどを⽬安に切り上げます。

ただし、その後、空腹を訴えても、⾚ちゃんせんべいなどのお菓⼦を与えるのではなく、おにぎりなど、⾷事の延⻑になるもので栄養補給します。

⾷事の時間に空腹になるよう、⽣活のリズムを整えることも⼤切です。

⾷べている途中で眠ってしまいました。せっかく作ったし、次にあげてもいいですか?

⼀度⾷べ始めた⾷事を後から再度⾷べさせることは、衛⽣上好ましくありません。

冷凍していたものを⾷べさせようと、解凍してしまった場合も、まだ⾷べる前であっても、再冷凍や再冷蔵はせず廃棄しましょう。

刻み⾷に変えたら、にんじんなど、そのまま便に混ざりだしました。

⾚ちゃんは消化機能が未熟なので、そのまま出てくることもあります。

⾊鮮やかなものが混じっていると⽬⽴つので気になりますが、⾚ちゃんの機嫌がよく、下痢をしていなければ⼼配はいりません。

好き嫌いがでてきたみたいで困っています。

いつもと同じ離乳⾷でも、野菜に苦みがあったりすると、⾚ちゃんにとっては⾷べにくいこともあります。⾷べさせる前に味⾒を忘れずにしましょう。

今まで好んで⾷べていたものを突然⾷べなくなったり、好きなものばかり⾷べたがることもあります。新しい⾷材に、なかなか⼿を伸ばさない慎重な⾚ちゃんもいます。

1回の⾷事で栄養のバランスをととのえるのは難しいので、1⽇、3⽇、1週間といった、少し⻑い期間で栄養バランスを考えましょう。

すんなり⾷べてくれなくても『苦⼿な⾷材』と決めつけずに、固さなどを変えて、⽇をあらためて、またチャレンジしてみることもオススメです。

2回⾷に進めるタイミングは?

1回⾷をスタートして1か⽉以上過ぎ、⼝唇を閉じて上⼿に飲み込めていたら、様⼦を⾒ながら2回⾷に進めましょう。それぞれの⾷事量が少なくても、少しずつ慣れさせてあげれば⼤丈夫です。

なかなか⾷べてくれません。

⾚ちゃんが離乳⾷を嫌がる理由は【味】【スプーンの感触】【⾷材の形状・感触】【⾷べる環境】などさまざまです。お腹がすきすぎていると、早くお腹をいっぱいにしたくて授乳を求めることもあります。⾷事時間を少し早めにするなど⼯夫してみましょう。

離乳⾷や授乳で栄養が⾜りているか、定期的に⾝⻑や体重を計測して⺟⼦健康⼿帳の≪発育曲線≫で確認しましょう。⾷事量が少なくても、まだ授乳をしてる時期なので、【新しい⾷材にチャレンジできた】【ドロドロから刻み⾷にステップアップできた】など他の部分で成⻑が⾒られ、発育曲線の標準の枠の中で、⾚ちゃんなりに発育できて⼊れば、今の時期は問題ありません。

 

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