第3回ふくまる夢たまごセミナー

更新日:2021年02月01日

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  • 日時 7月9日(土曜日)13時~17時
  • 場所 池田市内
  • 内容 フィールドワーク「池田のまちを探検しよう」
     講師:中西正和さん(池田市教育委員会 生涯学習推進課主幹)

 7月9日(土曜日)、大雨が予想されていましたが、幸いにも昼前には薄日がさすような天気となり、ほっとしました。
 とは言うものの不安定な梅雨空のもと、汗だくになりながらふくまる教志塾の24名の塾生が時間通りに、池田市教育センターに集まりました。
 今年は、昨年度のフィールドワークとは違い、班ごとに自分たちで行き先を決めたり、活動内容を考えたりして、池田の町を探検していくという企画です。
 午後1時、いよいよ第3回ふくまる夢たまごセミナー(フィールドワーク)
の始まりです。

 まず、決められた班ごとに着席し、出席確認(今年は24名の参加でしたので、4人ずつ6つの班に分かれました)と時程の説明の後、講師としてお願いした中西正和主幹(生涯学習推進課)から、「池田の歴史・文化、そして見所」と題し、「いけだ学ハンドブック」に添って、主な文化施設や歴史的建造物などの説明や見所についてお話していただきました。池田市についてほとんど知らない塾生も半分近くいましたので、みんな真剣に聞き入っていました。
 その後、今回のフィールドワークの案内用として、塾生に配布した「ふくまるかるたハンドブック(注釈1)」と「いけだ学ハンドブック(注釈2)」について説明をした後、次に示す4つの条件を念頭に、それぞれの班で、行き先や見学先の相談や回る順などについて話し合いました。
<フィールドワーク4つの条件>

  1. 「ふくまるかるた(注釈3)」を4枚引き、そのうちの2箇所は必ず訪れる。
  2. 「落語ミュージアム」でチェックを受ける。
  3.  自分だけの発見、お勧めポイントを見つける。
  4.  道中を大事にし、班の親睦を図る。

 フィールドワークの出発は、午後2時30分の予定でしたが、遠くの見学場所を引き当ててしまった6班などは2時過ぎに出発をしてゆきました。それに引きずられるように、次々と全ての班が梅雨空の池田の町へ繰り出していったのでした。
 こうして5時まで2時間半のフィールドワーク「池田の町を探検しよう」がスタートしました。

  •  (注釈1)(注釈3のとおり、「ふくまるかるた」で紹介した場所や事象を簡単に説明をしたハンドブック。「ふくまるかるた」とともに毎年1年生に配布)
  •  (注釈2)(「ふくまるかるた」・「ふくまるハンドブック」の発展として、中学年の社会科の地域学習や総合的な学習の時間に活用できる資料「いけだ学ハンドブック」を作成。毎年3年生に配布)
  •  (注釈3)(遊びながら池田に親しんでもらうため、池田の文化施設や歴史的建造物や場所を低学年用に紹介した「かるた」。毎年1年生に配布)

 それぞれの班が尋ねた場所は以下のとおりでした。班の中から一人の記録をそのまま書き写しました。

落語ミュージアムの建物の前にいる参加者たちの写真

【1班】
五月山動物園→五月山児童文化センター→池田城跡公園→「てるてる坊主の照子さん」記念文学碑→サカエマチ商店街→ビリケンさん→落語みゅーじあむ→呉服座→吉田酒造→旧加島銀行池田支店→呉春

参加者4名のうち3名がピースサインをしている記念写真

【2班】
大広寺→五月山動物園→五月山公園→伊居田神社→呉春→落語みゅーじあむ→サカエマチ商店街→インスタントラーメン発明記念館→池田市観光案内所→池田城跡公園→「てるてる坊主の照子さん」記念文学碑

動物園の動物の柵の前で4人が腰かけて記念撮影をしている写真

【3班】
陽春寺→大広寺→五月山動物園→五月山公園→ビリケンさん→サカエマチ商店街→呉服神社→池田市観光案内所→インスタントラーメン発明記念館→池田城跡公園

参加者4人が商店街の入り口付近で笑顔で写っている写真

【4班】
五月山公園→ウォンバット→法園寺→薬師如来立像→愛宕大権→星の宮→水月公園→池田泉州銀行→サカエマチ商店街→旧加島銀行→落語みゅーじあむ→とてちん

銅像の横に女性1人と男性2人が立ち記念撮影をしている写真

【5班】
緑のセンター→五月丘小学校→小林一三記念館→池田小学校→池田泉州銀行→インスタントラーメン発明記念館→落語みゅーじあむ

イノシシを猟銃で叩いている昔の農家の格好をした顔出しパネルから顔を出している2人の参加者と顔出しパネルの両脇に立っている2名の男性参加者達が記念撮影をしている写真

【6班】
天満宮→仏日寺→水月公園→釈迦院→落語みゅーじあむ・ビリケンさん→池田城跡公園

 こうして、それぞれの班の活動を終え、集合時間の午後5時にはどの班も無事に教育センターに集合することができました。
2時間半歩き続け、疲れ果て、汗だくになった塾生のみなさんでしたが、誰も満足そうでした。どの班の塾生のみなさんも笑顔で、わいわいがやがやと池田の文化や歴史を楽しんでくれたようでした。
 池田の教師をめざす塾生には、生活科や社会科、総合的な学習の時間等に欠かすことのできない地域教材の素材に触れる格好の機会になったことだと思います。
 次回のセミナーでは、班ごとにこの日の報告をしてもらうことになっており、塾生のみなさんは疲れた体に鞭打って反省とまとめをして長い半日のフィールドワークを終了しました。次のセミナーでの報告が楽しみです。

4人ずつ分かれたグループがそれぞれのグループで集まり話し合いをしている写真
4人ずつ集まったグループが席に着き話し合いをしている写真

解散後は、駅前で懇親会を開き、塾生同士のつながりを深めることができました。

塾生の感想から

  • 今回のフィールドワークは全部で11箇所のポイントを回ることができました。わたしは池田市民ではないので、池田にお城があることや落語みゅーじあむがあることを知りませんでした。また、最も驚いたことは、池田に多くの歴史があるということです。今回は、数時間のフィールドワークでしたが、地元の方々からお話を聞くこともできました。今回行くことができなかった場所にも行ってみたいです。(1班)
  • 池田で23年育ってきたが、初めて行った場所が多く、新鮮な感じで楽しむことができた。また、小さい時に行った場所が、今は全然違う形になっていて新しい池田を知ることができました。他の町に比べ、すごく活気があり、頑張ろうという気持ちが伝わり、私自身も池田の為に力になりたくなりました。今日回った神社やお寺、記念館、動物園などの施設がただ(安価)で提供できるのが不思議に思いました。(2班)
  • 今回のフィールドワークは、普段あまり行かない場所やあまり通らない道を通ってみたりしました。知らない道や場所は、すべてが新鮮であり、よい経験になりました。きっと、子どもを遠足や町探検に連れて行くとき、子どもも新鮮な気持ちになるんだろうと感じました。また、もうひとつ発見できたことは、一人ではなく、グループで行くことでとても楽しい活動になることを実感できました。こういったメリットを、学校や学級で活かしたいと感じました。私自身、池田のことをあまり知らなかったけど、今回、みんなのおかげで池田のことを少し知ることができ、また好きになることができました。今日はありがとうございました。(3班)
  • 班のメンバー全員が池田についてあまり詳しくなかったので少し不安でしたが、だからこそ新鮮な気持ちで見て、学んだりできたと思います。ハンドブックで紹介されていなかったものだと思うのですが、「愛宕大権現」という長い階段のようなものを見つけました。そのすぐ脇には、民家が建ち並んでいて、どのような過程であんな状態が出来上がったのか、さらに調べたいです。また、旧加島銀行では、昔の金庫やカウンターなどがそのまま残り、とても圧倒されました。お店の方もとても親切に説明して下さりました!! (4班)
  • 私は豊中市民ですが、池田の町には小学生の頃と高校生の頃よく来ていました。池田の建物はきれいだなあと漠然と思っていましたが、実際、自分の足で歩き回ってみて、確かにきれいな建物はいっぱいあるけれど、その中にも古き良き時代を感じさせる建物もたくさん見つけることができました。また、建物だけでなく、道ひとつとっても街道によって違いが見受けられました。池田駅周辺の道は、人が来るのを見越して、車道をわざと曲がりくねらせていることに気づきました。この阪急池田駅や池田泉州銀行を見ると、小林一三の存在を感じずにはいられませんでした。そして、観光地としての池田の顔をインスタントラーメン発明記念館で見ることができました。今日だけでたくさんの池田の顔を見ることができました。 (5班)
  • 引いたカルタが遠い場所ばかりだったので、天満宮と仏日寺を選択しました。正直、思っていたよりも坂を上ることになり、かなりしんどかった。歩行距離もどの班よりもたくさん歩いたと思います。天満宮は、少し登ったところにあり、雨で曇っていたにもかかわらず、景色は非常にきれいでした。また、仏日寺では、道がわからずうろうろしていると、地元の方に道を教えていただき、心の優しさ、人のあたたかさを感じました。 (6班)

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