第7回ふくまる夢たまごセミナー

更新日:2021年02月01日

ページID : 3782

 日時 10月21日(金曜日)18時~20時
 場所 市庁舎7階大会議室
 内容 ・講話1:前期現場実習をふりかえって
             講師:大森一人(池田市教育委員会教育政策課副主幹)
       ・講話2:ふくまる塾生に伝えたいこと
             講師:鈴木恭太(池田市教育委員会教育政策課長)

 

 今年度は、「ふくまる教志塾」に登録している塾生46名のうち35名が、年間15回~30回、市内10小学校5中学校で現場実習をしています。また、ふくまる教志塾に聴講生として参加している塾生も、教育実習や学生ボランティアを経験しており、学校現場でさまざまな葛藤や矛盾に直面しながら、格闘しているのが現状です。

 今回のセミナーでは、ふくまる教志塾の前期を振り返って、大森副主幹から「前期現場実習をふりかえって」、鈴木課長から「ふくまる塾生に伝えたいこと」と題した二つの講話がありました。

 

 

 

講師1

【講話1】

 大森副主幹からは、教師をめざす塾生のみなさんにつけてほしい力を「教師の在り方に関すること」「各教科に関する実践的指導力に関すること」「専門的知識」「学級経営・児童生徒理解・保護者に関すること」に分け、説明がありました。その後、現場実習をしている様子をパワーポイントを使って紹介しながら、学校現場で学んでほしいことや気をつけてほしいことについてお話をしていただきました。

  

塾生写真1
講師2

 【講話2】
 鈴木課長からは、「ふくまる塾生に伝えたいこと」として、小学生の頃に味わった名前にまつわる苦い経験談に始まり、教諭時代の教育実践の数々と子どもや保護者、そして先輩教員から学んだこと等について、熱弁をふるっていただきました。塾生のみなさんは、鈴木課長の話術に引き込まれるように聞き入っていました。
  教師への入り口として、「学びは真似びである」ことを前置きされ、「授業の基本・授業の前・授業の中で」「集団づくり」「学校で育てたい力」等々について実践に基づいた話をしていただきました。これから教師を志す塾生のみなさんの心に深く留まったのではないかと思います。
 

 

塾生2

 この後、いつもより長めのグループ協議に移り、現場実習や教育実習での悩みや思うようにならない学校現場の現実について、お互いの経験談が活発に交わされたり、ふくまる教志塾での前期を振り返ったりすることができました。
 最後に、ふくまる教志塾での「前期の振り返り」を参加者全員が一言ずつ、自分の思いをまとめて発表してもらいました。ひとり20秒という短い時間ではありましたが、どの塾生も要旨をしっかりとらえ、的確で素晴らしい発表となりました。

塾生写真3
塾生写真4

<塾生の感想から>

○今回、先生や塾生のみなさんのお話を聞いて、心からここで学べてよかったと思いました。セミナーでは、いつも本当に多くの学びがあり、いつも新しい世界が見える時間です。教師は生徒の成長が見られるという大きな喜びを感じられるだけでなく、自分自身もどんどん新しくなっていけることが、本当に素晴らしいと改めて感じました。どこまで成長できるか不安もありますが、これからも生徒たちへの愛情を注ぎ続け、進化し続けたいです。
○現場実習と教育実習を振り返って、大森先生と鈴木先生のお話を聞き、自分の課題と重なる部分がたくさんあった。この気づきを大切にし、自分のものとするためにも現場実習で実践していきたい。他の塾生の発表を聞いても、悩んでいることや困っていることで共感することが多く、自分はこれだけは負けないというような武器があればと思った。いろんな先生方を見て、自分なりのアレンジをして、それを武器にしていきたい。
○今日は本当にためになるお話を聞くことができました。また、同じ班の方々のお話を聞いて、学校によって、雰囲気も変わることを知りました。大森先生と鈴木先生のお話には本当に感動しました。特に、子どもと関わることが大事であり、クラス、学年、学校を清潔に保つことが良いクラスを作ることだと聞いて、自分の過去を振り返ってみても、そのとおりだなと思いました。今日のように、現場で教えていらした先生方のお話を聞くことは、この「ふくまる」に入っていないとできないので、この2時間は、私の今後にとって大きな糧となりました。 (後期からの入塾生)
○今日からの参加でしたが、先生方のお話、たいへんためになりました。現在は講師として勤務していますが、毎日、答えのない問いに向かっていたことが、今日のお話を聞いて、さらに、塾生のみなさんと意見交換や発表を聞いて、方向性が見えたような気がします。熱い思いとねらいを持って、今一度、現在の授業づくりの見直しと、生徒との関わりを大切に日々を過ごしていきたいと思います。興味・関心を引き出すこと、“教育は人なり”の答えを探っていけるようにしたいです。 (後期からの入塾生)
○今回で2回目の受講だが、とても学びの多い講義になった。私は看護の学校のため、教育関係の授業がほぼないため、教育に関すること、特に、先生の考え方といったことは新鮮で、考えさせられることが多い。今回の講義であれば、何でも言える空気づくりということが印象に残っている。子どもにとって学校は、自由な考えを表出できる場でなければならないと思うので、とても大切なことだ。私は、養護教諭志望として、そういった担任の先生との連携をとって、子どもたちを見ていけたらいいと感じた。後期は、ひとつでも多くのセミナーに参加したい。 (後期からの入塾生)

塾生写真5

 

 

 

 

 
 

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