第10回ふくまる夢たまごセミナー 閉塾式
閉塾式と記念講演「塾生に期待すること」
平成23年度に初めてスタートした「ふくまる教志塾」。3月21日(水曜日)の第10回「ふくまる夢たまごセミナー」を最後に、本年度の取り組みを終了しました。
第10回のセミナーでは、閉塾式と大阪教育大学理事成山治彦先生の「塾生に期待すること」という記念講演で幕を下ろしました。
第10回セミナー
本来であれば、村田教育長の出席のもと閉塾式をしたかったのですが、公務と重なり、それはかないませんでした。
まず最初に、塾長のふくまるくんの立会いの下、セミナーアドバイザーより、20名の塾生に修了証書を授与しました。塾生は、一人ひとり、ふくまるくんとツーショットで記念写真を撮りました。そして、最後は、全員で記念撮影をしました。
記念講演は、大阪教育大学理事 成山治彦先生にお願いしました。成山先生は、元府立高校の国語の先生で、大阪府教育委員会でも長く教育行政に携わっていらっしゃいました。この数年、本市の小中一貫教育をはじめとする様々な会議の座長を務めていただいています。
先生は、4月から教壇に立つ塾生に、自らの生い立ちや高校での現場実践を交えながら、「塾生に期待すること、この先生に出会えて良かった」というテーマで、熱く語っていだきました。(塾生20名のうち、この度大学卒業を迎えるのは16名です。)
講演は、「皮相」と「想像力」をキーワードに、「あなたは子どもが見えますか?」・「子どもと向き合うということ」・「先生との出会いが子どもを変える」・「東日本大震災に向き合う教師」・「教育は未来の建設に携わる崇高な営み、教師は、自らを超えて未来を担う子どもを育てる」という柱立てで展開しました。成山先生は、「教師は自分が語れるか」、「教師は学校と子どもを誇れるか」ということを、自らの経験を踏まえて、塾生に問われました。そして、「こんな自分に涙を流して話を聞いてくれる大人が世の中にいた」、「学校は私にとって救いの場」、「妹は私の誇りです」という具体的な事例には、塾生が涙ぐむ場面がありました。そして、東松島中学校の先生が作詞した歌「ひまわりに希望をたくして」のワークシートを提示され、塾生に空欄の歌詞を考えるように促されました。最後に、大村はまと林竹二のそれぞれの『教えるということ』という著書の中から、教育という営みが持つ意味を考えるフレーズを紹介されました。成山先生の記念講演は、教育の真髄に触れることのできる貴重な機会になりました。
セミナーの最後には、塾生一人ひとりの感謝と決意の言葉があり、本年度のふくまる教志塾を閉じました。




次年度の計画は、3月末に、このホームページにアップする予定です。
更新日:2021年02月01日