第1回 ふくまる夢たまごセミナー(開塾式) 開催!
2年目を迎えたふくまる教志塾 40名で盛大にスタート!!
2年目を迎えた「ふくまる教志塾」が、いよいよスタート。5月12日(土曜日)と13日(日曜日)に実施した選考会の結果、塾生・聴講生は、合わせて40名。聴講生については、今後の参加申し込みも受け付けます。
本年度から始まった大阪府教育委員会より豊能地区3市2町の教育委員会への人事権移譲を受けて、いよいよ池田市の教師をめざす学生の養成・採用・研修を本格化します。
【開塾式】
5月25日(金曜日)午後6時より、市庁舎7階大会議室において、塾生・聴講生に加えて、ふくまる教志塾1期生の2名を含む市内の現場の教師17名、そして市内の学校でスクール・ボランティアとして活動する大学生2名など総勢60名近い参加者を得て、盛大に開塾式を行ないました。
塾長ふくまるくんが見守る中、鈴木副主幹の司会進行により、最初に村田教育長の塾生・聴講生への激励のあいさつがあり、第1回夢たまごセミナーが始まりました。塾生・聴講生には、セミナー終了後、改めて「ふくまるセミナーノート」を元に丹松・山田両セミナーアドバイザーが、自己紹介を兼ねて教志塾の概要説明をしました。いよいよ、塾生は6月より市内の16の小中学校へ「現場実習」に出かけます。
【 第1回ふくまる夢たまごセミナー 】
開塾式の記念講演は、昨年度に引き続き大阪教育大学 野口克海 監事にお願いしました。講演テーマは、「教育はこれからがおもしろい~教員志望学生に伝えたいこと~」です。野口先生は、長い間、大阪府教育委員会で人事担当をされ、さらに堺市教育長、大学教授等を歴任され、全国各地で後援会の講師を務めておられます。
講演は、野口先生の中学校現場での経験がベースになっています。まず、よい教師の三つの条件として、「体の弱い子・勉強のわからん子・家庭的にめぐまれない子」に目を向けること、教室の子どもたちの姿として、教師に積極的に関わろうとする子、その子にくっついてくる子、そのようすを遠くで見ている子という三つの輪ができる。その際、遠くで見ている子にも関わる意識が大切であること。そして、教師としての基礎を培うために、研究授業、学校行事、環境整備等、「しんどい仕事」は買ってでもやろう。専門職としての教師は教育愛という基盤の上に技術や知識を身に付けるもの、理屈ぬきで勤務校を好きになろう、子どもに好かれるより好きになれ、自分の話は「2」に、子どもの話を聴くのを「8」に、その際「そうなんや」という言葉が子どもの思いを引き出す。家庭訪問は、「つげ口、軒下訪問」はダメ、フェイスtoフェイスで受容的態度で臨む。若い教師の一生懸命はベテランに勝る、子どもたちと一緒に遊ぼう、一緒に勉強しよう。教職は、卒業式等感動的な場面がたくさんある、泣かなくなったら教師をやめよう。
野口先生は、学生や若い教師を前に、約80分間、熱く語ってくださいました。参加者は、胸を打たれながら食い入るように講演を聞いていました。
最後に、今川次長が講演のお礼と閉会のあいさつをして、セミナーを終了しました
第2回の「ふくまる夢たまごセミナー」は、6月22日(金曜日)午後6時に開催の予定です。セミナーでは、引き続き聴講生の参加を受け付けています。希望者は、名前、大学名、連絡先等、事前に教育政策課まで、お知らせください。また、現場の先生の参加も歓迎します。
更新日:2021年02月01日