第2回ふくまる夢たまごセミナー

更新日:2021年02月01日

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「教育のまち池田」について学ぶ

 第2回ふくまる夢たまごセミナーは、6月22日(金曜日)午後6時より、本年4月にオープンした教育センターの研修室で行いました。場所は、城跡公園の入り口、五月山体育館の真南にあります。教育センターは、従来の教育研究所と青少年センターの機能を一元化したものです。みなさんにまだ馴染みがないかもしれませんが、旧城山勤労者センターをリニューアルしてオープンしました。今後、本市の教育研究の核になる場所ですので、池田市の教員をめざす塾生や聴講生にとっても、ここで学ぶことは意義深いことだと思います。

教育センター外観

 2回目のセミナーは、前半は「教育のまち池田」についての講義、後半は、教員採用試験を控えた4回生の塾生を中心とした「集団面接の受け方」についての演習、そして最後は、講義や演習で学んだことを交流する「班別協議」を行いました。

講義「教育のまち池田」 

講義は、丹松セミナーアドバイザーが担当しました。まず、アイスブレイキングとして、開塾式での野口克海大阪教育大学監事の特別講演を振り返りながら、塾生・聴講生として「ふくまる教志塾で何をめざそうとするのか」を交流しました。その後、2005年の中央教育審議会の答申で示された「優れた教師の条件」を提示し、(1)教職に対する強い情熱(2)教育の専門家としての確かな力量(3)総合的な人間力、が求められていることを確認しました。次に、池田市の特色について説明しました。10万都市で、「谷口集落」という利点から、「市場町・城下町・在郷町」として発展し、北摂の中心地として栄えてきたこと、その経済力を基盤に文化が発展したこと、そして、織田信長の2度にわたる池田攻め、池田の三大特産物、それらの歴史を今に伝える逸翁美術館などのミュージアムの存在について伝えました。その上で、池田の学校教育史から「教育のまち池田」の内容に入っていきました。本市では、1966年に市議会において「教育・文化・健康都市宣言」が出され、市を挙げて教育を市政の柱の1つとしてきました。1871年に府内でいち早く設立された近代学校のさきがけ「明徳館」、1909年に開校した池田師範学校(現、大阪教育大学)の存在等が、今日の「教育のまち池田」の礎となりました。現在、市立の4幼稚園・11小学校・5中学校があり、音楽教育・多彩な宿泊行事や連合行事・公開研究会、そして小中一貫教育の研究、というように特色ある教育を展開していることを学びました。

講義の様子

「集団面接の受け方」について 

ふくまる教志塾は、教員養成を大きな柱にしている所に特色があります。そのため、池田市の教員をめざす学生を、学年を問わず採用しています。とは言っても、目前に本年度の教員採用試験を控えている4回生に、少しでも支援をしたいと考え、「集団面接の受け方」について演習を行いました。4回生の塾生の中から4名を指名して「集団面接」の演習を実施しました。他の塾生と聴講生は、演習の様子を参観して今後の参考にしてほしいと思います。自分の回答に対する矢継ぎ早の質問に戸惑う塾生もいました。

演習の様子
演習の様子2

「班別協議」について 

班別協議は本セミナーの目玉にしているもので、塾生・聴講生を4人ずつの班に分けて、それぞれの感想も含め意見交換・協議を行っていくものです。今回は、「教育のまち池田」の講義と「集団面接の受け方」についての演習の感想や教員の資質について議論しました。最後に各班の報告をしました。まだ2回目のセミナーですが、塾生・聴講生のみなさんはたいへん打ち解けて議論に参加していました。池田市で生まれ育った学生も、池田市についての新発見があったようですし、「集団面接」の参加者も参観者もたいへん緊張し、いい経験になったようです。採用試験を控えている学生の中には、セミナー終了後も残ってスタッフに質問する光景が見られました。

班別協議の様子
班別協議の様子2

 次回、第3回の「ふくまる夢たまごセミナー」は、7月13日(金曜日)午後6時より、教育センターで開催します。内容は、池田市の学校現場で頑張っている若手の先生方によるパネルディスカッション「授業の基礎・基本について」を予定しています。セミナーでは、引き続き聴講生を受け付けています。希望者は、名前、大学名、連絡先等、事前に教育政策課まで、お知らせください。また、現場の先生の参加も歓迎します。

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