第2回ふくまる夢たまごセミナー

更新日:2021年02月01日

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  • 日時 6月2日(金曜日)18時~20時
  •  場所 池田市庁舎7階大会議室
  •  内容
    1. 講義1「池田の教育・学校の特色」
      前川亮太(教育政策課指導主事) 
    2. 講義2「百聞は一見に如かず ~現場実習で何を学ぶのか~」
      鎌田富夫(セミナーアドバイザー)
    3. 講義3「池田市立学校園で教育活動を進めるための心得」
       戒能千恵(教育政策課指導主事)
    4. グループ協議
教室前方でパソコンを見ながらマイクで説明している男性1名と沢山のセミナー参加者が机上に資料などを広げメモをしている写真
教室にあるスクリーンに映し出された映像を見ながらマイクで説明している男性とその説明を真剣に聞いている参加者の写真
参加者が机上の資料やノートに書きこんでおり、その様子を見ている1名の女性の写真
参加者が席に座り、眼鏡をかけた男性がスクリーン前で話をしている写真

午後6時、まだ昼間のような明るさの中(この日の大阪の日の入りは午後7時06分)、34名の塾生のみなさんが参加して第2回ふくまる夢たまごセミナーが開催されました。5月、6月は教育実習の時期でもあり、学校を出にくかった塾生も何人かいたようです。参加しにくい時には必ず連絡をするように伝えています。これも教師をめざす者として、あるいは社会人の常識として、しっかり身につけてほしいと思います。

講義1では、前川指導主事が「『教育のまち池田』池田の教育と学校・学園の特色」と題し、池田の教育の特色について講話をしました。

池田市が取り組んでいる小中一貫教育「たてのつながり」(子どもにとっての一貫、学校の中の一貫、小学校同士の一貫等々)と地域とつながる教育コミュニティーづくり「よこのつながり」(土曜・放課後学習、見守り活動、キッズランドの取り組み等々)について説明をし、各小中学校や学園の特色などについて紹介しました。具体例として自らの教育実践の一端を紹介する段になると、今までにも増して、力強く、生き生きとして見えた前川指導主事でしたが、気のせいだったでしょうか。

 講義2は、昨年の現場実習の様子を見ながら、鎌田セミナーアドバイザーから現場実習で「コミュニケーション力」と「ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)」の大切さを学んでほしいというお話を聞きました。

学校現場の多くを語るより、現場実習は「百聞は一見に如かず」であると言うことでしょう。

講義3は、学校現場での子どもたちへの接し方について、本市教育委員会作成の小冊子「池田市立学校園で教育活動を進めるための心得」をもとに、戒能指導主事の講話でした。

「子ども理解」という視点で、どのように児童・生徒の気持ちに寄り添うのかを、自己の存在感を持つために作成したワークシートを使って、みんなで考えることができました。

セミナーの最後は、グループ協議(班別協議)です。このグループ協議は、これからの全てのセミナーで実施されます。毎回、セミナーのテーマから題材を自由に設定し、互選した進行役によって協議を進行していきます。最後に、どんなことが議論されたのかを1グループ1分程度でまとめ、発表します。この発表者も互選により、毎回、いろんな人が発表するようにします。全て塾生に任せて運営されるこのグループ協議は、ふくまる夢たまごセミナーの特色ともいえます。

今回が初めてのグループ協議でしたので、鈴木課長自らが、上記の段取りを説明し、有意義で活発な意見交換ができるよう、場の雰囲気を和らげていただきました。

次回からの班別協議が楽しみです。

<塾生の感想から>

  • 本日のセミナーで、自身が現場実習を通して考える視点、考えていかなければならない課題に気づきました。池田市の特色を踏まえた自身の教育観、どういう子どもを育てたいかということは、すぐに出る答えではないため、机上だけではなく、現場での実習を通して感じたことや経験したことを基に、ビジョンを明確にしていく必要があると感じました。実習に入る際には、メタメッセージの存在にも十分留意したいと考えます。
  • 班別協議や先生方からのお話、様々な方の意見を聞くことができた一日であった。特に、班別協議では、自分の班に多様な現場経験(現役の私立学校の講師、児童クラブなど)をしてきた方がいたこともあり、様々な意見を交換することができた。私がこのふくまる教志塾を志望した理由の一つが、現場実習の豊富さである。池田市ならではの教育活動も経験しながら、一つでも多くの学びを得たいと思っている。
  • 「~たい」というワークをした時に、久しぶりに子どもの気持ちを思い出したように思います。普段、勉強していると、教師目線のことばかり考えていて、子どもがどう思うかは意識しないと考えることがないので、子どもの立場にたって考えるくせをつけていきたいと思いました。また、子どもの話を聞く時に、子どもの言うことに対し、決めつけた言い方をせず、一旦、教師が「待つ」ということを大切にしないといけないと思いました。「しっかりあなたを見ているよ」というメッセージを伝えるような教師の言動で子どもたちは少しずつ変わっていくのだと思います。
     子どもとの関わり方も現場実習等で学んでいきたいと思います。
  • 池田市の教育は、リーフレットでしか把握できていなかったが、今日の説明を聞いて(写真や動画を見て)、子どもたちが心の底から行事を楽しみ、その行事の意図をつかみ、学ぶべきことやクラスの団結力が目で診て分かるほどに表れていて、とても感動した。私が教員になったら、何のために行事をするのか、何のため為に行事をしたのかを子どもたちに問いかけ、子どもたちとともに考え、学んでいく教師になりたいと思った。

また、小小連携、小中連携、他学年との交流など、先生方との交流が子どもたちの刺激になるということを聞いて、改めて、連携の大切さを学ぶことができた。

この記事に関するお問い合わせ先

池田市 教育委員会 教育部 教育政策課
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