第168回 企画展「池田焼ー幻にしないためにー」

更新日:2024年05月24日

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第168回 企画展「池田焼―幻にしないために―」

明治時代の半ば以降、大阪では紡績などの近代産業が勢いを増し、池田でも酒造や植木といった江戸時代から続く産業以外にも、さまざまな経済活動が盛んになっていきました。大正時代の池田では、商業的な活動が中心となりましたが、阪急電鉄の車両修理工場や製薬・化学薬品工場、製氷工場など、町の変化をうかがわせるような新しい製造業もあらわれていました。

そのような時代背景の中、明治末年に陶器商を始めたのが阪戸梅吉でした。梅吉は京都や四日市から職人を集めて古江に製陶工場を開き、食器や花器などの製造に乗り出しました。それらは大正年間に「池田焼」もしくは「呉服焼」という名称で売り出され、国内の博覧会での入賞や皇室への献上など力を見せましたが、経営は振るわず、わずか10年ほどで幕を閉じることになりました。

本企画展を通じて、今ではその存在を知る人も少なくなってしまった大正時代の池田焼について、少しでも多くの方々に知っていただければ幸いです。

 

会場:池田市立歴史民俗資料館 小展示室

開催期間:令和6年6月5日(水曜日)から令和6年9月1日(日曜日)

開館時間:午前9時から午後5時

休館日:月曜日・火曜日(7月15日(月曜日・祝日)・8月12日(月曜日・休日)は開館)

料金:無料

2024年企画展「池田焼ー幻にしないためにー」ポスター

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ミュージアムトーク 

 日  時  令和6年8月25日(日曜日)午前10時から午前10時30分、午後2時から午後2時30分

(午前、午後とも同じ内容です)

 場  所  池田市立歴史民俗資料館 小展示室

参加費  無料

 

チラシのPDFを下記リンクよりダウンロードいただけます。

この記事に関するお問い合わせ先

池田市 教育委員会 教育部 生涯学習推進室 歴史民俗資料館
〒563-0029
池田市五月丘1丁目10番12号
電話:072-751-3019
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