【常設展】「目で見る池田の歴史」

更新日:2022年08月22日

ページID : 13285

池田の歴史・文化を知る常設展示

池田市域には、弥生時代以降、猪名川流域を代表する遺跡が所在し、整備された摂津屈指の中世城の池田城跡や江戸時代の経済的繁栄をほうふつさせる町屋、近代建築の旧銀行建物などの登録文化財などがあります。常設展では、池田の旧石器時代から現代にいたる地域の歩みを6つのコーナーを設けて紹介しています。

なお、特別展期間中は、常設展はご覧いただけません。

常設展室全景

池田のあけぼの

大阪府指定史跡の池田茶臼山古墳から出土した円筒埴輪(池田市指定文化財)などや、歴史民俗資料館の裏手にある五月ヶ丘古墳から発掘された約2メートルの陶棺(池田市指定文化財)などを展示しています。このコーナーでは発掘調査によって出土した資料を用いて、人びとの暮らしぶりや池田の地域的な特徴、時代の変化などを紹介しています。

池田の考古

 

 

陶棺

戦国時代の動乱と池田氏

中世の池田は、12世紀後半には、「手嶋冠者」など在地の豊嶋武士が源平争乱で源氏に従い活躍したことが史料からわかります。14世紀後半には、呉庭荘あたりから出た池田氏が市域や周辺の荘園を実行支配し財力を手に入れ、池田城を構えました。やがて15世紀半ばには、北摂で有数の国人に成長しました。このコーナーでは、歴史資料や城跡の出土物などを通じて、池田の中世を紹介しています。

池田の中世

 

 

在郷町池田と麻田藩領の村

近世の池田市域は、幕府領、大名領、旗本領など支配層が異なる村が入り交じり、立地の特徴ごとに個性豊かな村へと発展しました。これらの村むらを西国街道や大坂道(能勢街道)などが通り、池田酒をはじめとする豊かな産物が、大坂や全国市場へ送り出されました。池田村を中心に物資、人が行きかう地域として発展しました。このコーナーでは、古文書などの歴史資料から近世の池田市域を紹介します。

池田の近世

 

 

池田の酒

池田の文化

近世の池田は、在郷町として栄え、儒学者の田中桐江や絵師の呉春など文人墨客が来往し、池田の人びとも共に詩書画を楽しみました。近代には、新興住宅地が開発され、日本画家の須磨対水や木谷千種、洋画家の鍋井克之など、新たな芸術家たちが暮らしました。このコーナーでは、美術資料を中心に、池田の文化を紹介します。

池田の文化

 

広報いけだ2020年10月号「ときの輝き」(PDFファイル:728.5KB)

郊外住宅都市へ

明治43年(1910)、箕面有馬電気軌道(現阪急電鉄)の開通にあわせて販売が開始された「室町住宅」。全国初のこの電鉄会社による郊外型分譲住宅地がきっかけとなって、池田では住宅開発がすすみます。昭和に入りやがて世の中は戦争へ。戦後再出発の様子も含め、このコーナーでは、歴史資料や写真をとおして、池田の近代・現代を紹介します。

池田の現代

銃後のくらし

 

あたらしいくらし

高度成長期を迎えると、日本人の生活は大きく変わっていきました。それまで、日常生活の中にはいわゆる「民具」と呼ばれる手作りの道具がたくさんありましたが、この時代からはそれらの多くが工場生産されたものに置き換わっていきました。大量生産・大量消費こそが豊かさの象徴とされる、新しい時代が始まったのもこのころでした。その波は、池田にも例外なく押し寄せました。

池田のくらし

 

 

踏み車

この記事に関するお問い合わせ先

池田市 教育委員会 教育部 生涯学習推進室 歴史民俗資料館
〒563-0029
池田市五月丘1丁目10番12号
電話:072-751-3019
教育委員会教育部生涯学習推進室歴史民俗資料館へのご意見・お問い合わせ