蓮月の和歌短冊
ページID : 3274
蓮月(れんげつ)
江戸期の歌人。寛政3(1791)~明治8年(1875)。俗名は誠(のぶ)。出家して蓮月と称する。京都大田垣伴左衛門の養女で、後に大田垣家養子と二度結婚するがいずれも夫と死別し出家した。和歌は初め六人部是香に、後に晩年の上田秋成に学んだ。京都岡崎で和歌の指導を始めたが、あまりの美貌のため中止を余儀なくされた。代わりに、自分の和歌を焼いた陶器を売ったことが大きな評判を呼ぶ。これが蓮月焼きといわれるもの。蓮月の歌は優雅で当時もてはやされた。
蓮月に関する池田市立歴史民俗資料館収蔵品

短冊の読み
上段1行目:「月前」
2行目:「くひな」
「蓮月
下段右行:ゆふ月よほのかにみゆるこいたはし
下段左行:下ゆく水にくひな鳴也」
(C)池田市教育委員会(池田市立歴史民俗資料館)
蓮月に関する池田市立歴史民俗資料館収蔵品
憚悟爐文庫目録
(短冊)A和歌
79 蓮月 ゆふ月よほのかにみゆるこいたはし下ゆく水にくひな鳴也
(題 「月前くひな」)
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更新日:2021年02月01日