五月山公園遺跡とは?

更新日:2024年11月27日

ページID : 18900

これまでわかっていたこと

国土地理院ウェブサイトhttps://maps.gsi.go.jp/vector/#13.097/34

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0.3%7Cvstd2&disp=11&d=lより転載

 

五月山公園遺跡は猪名川左岸、五月山山麓南面の段丘上に位置します。現在この場所は公園・動物園がありますが、明治頃の地形図をみますと、造成以前は北から南へ緩やかに傾斜する地形であったことがわかります。

 

昭和35年、五月山公園内の道路工事の際に弥生土器が発見されたことで遺跡として認識できるようになりました。過去には2回発掘調査を行っています。平成16年に行った調査では竪穴建物跡がみつかりました。これらの過去の調査により出土した土器から弥生時代中期から末期にかけて人々がこの場所で活動していたことがわかっています。しかし、具体的な遺跡の規模や性格については明らかではありません。

竪穴建物跡(第1次調査〈平成16年〉)

竪穴壁・壁際溝が確認できました(赤点線)。

竪穴建物復元模式図(『発掘調査のてびきー集落遺跡発掘編ー』より転載)

赤枠内の箇所が調査で確認できました(左写真)。

周辺の遺跡について

五月山公園遺跡の南には伊居太神社参道遺跡があります。ここではナイフ形石器や石鏃(やじり)、スクレイパーなどが見つかっています。そして、五月山公園遺跡の東側には横穴式石室墳である紅葉古墳があります。紅葉古墳は公園事務所敷地拡張工事中に石室が発見され、人骨や須恵器の壺が出土しましたが、古墳は破壊され詳細は明らかでありません。

少し距離は離れますが、五月山公園遺跡の北側、五月山頂上付近にも愛宕神社遺跡という遺跡があります。詳細は明らかではありませんが、弥生土器や土師器などが見つかっています。

 

このように旧石器時代から古墳時代まで五月山山麓南面の段丘上で人々が活動していたことがわかっています。

 

国土地理院ウェブサイト(https://maps.gsi.go.jp/vector/#15.904/34.829941/135.427014/&ls=hillshade1%2C0.3%7Cvstd2&disp=11&d=l)より転載

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