IWNレポート3日目【10月11日】
10月11日(土曜日)にIWN(Ikeda Women’s Network)の3日目を開催しました。
今回はPeople Trees合同会社 パートナーの當間 奈津子さんを講師としてお招きし、「Willを形に1.~コミュニケーションスキルを磨く~」をテーマに学ぶ機会を頂きました。

當間 奈津子さん
冒頭、家族とイベントを運営するという自身の挑戦について語った當間さんは、Willを実現するステップとして「外側への働きかけ」が重要と示しました。今回は具体的なスキルである1.ソーシャルスタイル2.レジリエンストレーニング3.アサーティブコミュニケーションの3つに沿ってお話していただきました。
まず、参加者は簡易的な診断ツールを利用して自分のソーシャルスタイル(物事の考え方や伝え方、感情表現の方法の傾向によりコミュニケーションスタイルを大きく4つに分類するもの)を知り、それぞれの特徴について学びました。また、「各タイプの思いの伝え方」というワークを実施し、参加者はグループ内での共有を通して各タイプに共通する部分や違いを実感しました。円滑なコミュニケーションのためには自分のやり方を押し付けず相手のスタイルに合わせ、自分の声が相手に届くように工夫することが大切だと理解することができました。




続いて、コミュニケーションにおける自分の捉え方のクセを知り修正するレジリエンストレーニングです。レジリエンス(resilience)とは回復力・しなやかさを意味し、困難や逆境から立ち直る力を指します。當間さんは営業部時代に遭遇した出来事をもとに「悲しい」「悔しい」などの感情は、物事に対する「とらえ方」によって自らが引き起こしているものとし、その癖を把握し変えることが有効とお話されました。具体的なレジリエンストレーニングとしてSPARKモデルを実施し、実際に起きた出来事とそのとらえ方、感情及び取った行動、そして出来事を内省して学んだことを言語化する習慣が、ネガティブ感情を引き起こす思考を修正すると学びました。また、もう一つのワークとして、あきらめや無関心、過度な心配などのネガティブな思い込みを「心に飼っている犬」に例え、自分は思い込み犬を飼っているか振り返りました。参加者によって飼っている思い込み犬の数や種類が違い、非常に盛り上がりました。そして、當間さんはWillに向かって進もうとしているときに思い込み犬が吠え始めることがあると警告し、対処法として追放、受容、再訓練の3つを提案しました。

最後に人を動かすアサーティブコミュニケーションです。當間さんは自己主張のタイプとしてアグレッシブ、ノン・アサーティブ、アサーティブをあげ、お互いに尊重しあうポジティブなコミュニケーションこそが自分の意思を伝え、人を動かすことにも繋がると述べました。具体的な方法としてDESC法とI メッセージを紹介し、自分の気持ちを主体的に伝えることが誠実なコミュニケーションに繋がると強調しました。
結びに當間さんは、挑戦の中で上手くいかないことは起こるものと認識したうえで、復活・這い上がりが早くなるようにSPARKモデルなどを活用してほしい、と結論付けました。
そして、市長より「今日のお話ひとつひとつがみなさんの力になると思うので、一つずつかみ砕いて吸収してほしい」とエールをいただき、全体コーディネーターの小安さんからは、すぐに全部ではなく、ひとつずつ実践していくことが参加者の成長につながると総括していただきました。

プログラムも折り返しとなりました。みなさんもWillを形にするための準備が着々と進んでいるところかと思います。次回はロジカルシンキングについて学びます。

この記事に関するお問い合わせ先
池田市 市民活動部 人権・文化国際課
ダイバーシティセンター
〒563‐0032
池田市石橋1丁目23番6号
(受付)電話:072-768-8020
(男女共同参画)電話:072‐768‐8034
(多文化共生)電話:072-735-7588
市民活力部人権・文化国際課ダイバーシティセンターへのご意見・お問い合わせ
- 皆様のご意見をおきかせください。
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。






更新日:2025年10月27日