IWNレポート4日目【11月8日】

更新日:2025年12月03日

ページID : 20240

11月8日(土曜日)にIWN(Ikeda Women’s Network)の4日目を開催しました。

今回は人と組織の研究者として活動する大嶋 寧子さんを講師としてお招きし「Willを形に2.~ロジカルシンキングを学ぶ~」をテーマにご講義いただきました。

IWN_20251108_14_oshimasan

大嶋寧子さん

大嶋さんは深刻化する人手不足・AIによる仕組みの変化・災害や感染症など、目まぐるしく変化する情勢の中、地域と社会を変えられる人とは「一次情報を持つ人、過去にない方法を提案できる人」だと話しました。例として地域の短期的・季節的な人手不足で困っている事業者と地域外の若者をマッチングするweb上のプラットフォーム「おてつたび」を挙げ、必要なのはこれまでのやり方に縛られず現場知を持つ人だと強調しました。

これらをふまえ今回は、一次情報に根ざした切実なwillを持ち、仲間と協働しながら行動する力を身に着けるため「ロジカルシンキング」と「問題意識を育てる力」について学ぶ時間となりました。

IWN_20251108_1

大嶋さんはロジカルシンキングを「自分の考えを整理し、他者に伝え、共に考えるための指向技術」と定義づけ、生成AIが大きな成長を見せる昨今「何を問い、何を重視するか」という出発点は人間にしか設定できないと言います。そこで、AIをパートナーとして使いこなせる思考力を育てるため、主張と根拠が正しく配置されたロジカルな文章の基本構造についてご説明いただきました。参加者は意見・主張に説得力を持たせるため「Why so(なぜそう言える?)」を明らかにすることが重要だと学び、実践として「今日の夕食は○○を食べるべきだ」を例にミニワークを行いました。主張の根拠を明らかにすることで意見に説得力が増し、仲間の発表に心が動く体験をすることができました。

IWN_20251108_4

IWN_flower1

後半は日常での気づきを問題意識や提案に育てる力を磨くため「地域で女性が生き生きと暮らすこと」に焦点を当ててお話しいただきました。大嶋さんは、無意識に蓋をされがちな問題意識を育てるうえで大事なのは主体的に関わろうとする心の持ち方とし、もやもやを言語化し仲間と共有することが有効だと語りました。

IWN_20251108_2

最後に、地域で女性が生き生きと暮らすことについて感じるもやもやをポストイットに書き出してグループで共有し、理想の状態とのギャップを埋める案をまとめて発表するワークを行いました。参加者は前半で学んだロジカルシンキングを活かしながら、説得力のある発表ができました。大嶋さんは、自分だけの切実な思いを育てるスキルとしてもやもやを使いこなし、日常からロジカルシンキングを意識して生活することが変化を生み出す力に繋がるとまとめました。

IWN_20251108_12
IWN_20251108_11
IWN_20251108_10

参加者からは「ロジカルシンキングを学ぶことで自分の会話の癖を見直すことができたので、チャレンジ宣言に役立てたい」という声があがりました。

いよいよ次回はチャレンジ宣言です。みなさまが全4回の講義やワークで吸収したことを活かして思いを形にして伝えられるよう、残りの期間も全力でサポートしていければと思います。

IWN_Logo2_2025

この記事に関するお問い合わせ先

池田市 市民活動部 人権・文化国際課
ダイバーシティセンター

〒563‐0032
池田市石橋1丁目23番6号
(受付)電話:072-768-8020
(男女共同参画)電話:072‐768‐8034
(多文化共生)電話:072-735-7588
市民活力部人権・文化国際課ダイバーシティセンターへのご意見・お問い合わせ

皆様のご意見をおきかせください。

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか
その他を選択された方はその理由を記載してください。