憲法週間

5月3日の憲法記念日を中心に、1日から憲法週間が始まります。基本的人権の尊重は民主主義、平和主義と並び、日本国憲法の重要な柱の一つです。この機会に私たちの身近な出来事を振り返り、人権問題について考えてみましょう。

「基本的人権」とは、すべての人が生まれながら持っている、人間が人間らしく生きていくための権利であり、すべての国民に保障されているものです。

私たちの身のまわりには、複雑化する社会生活や多様化する価値観を背景にしたさまざまな人権問題があります。私たち誰もが幸せに暮らしていくためには、すべての人が人権問題を自分自身の問題として捉え、憲法に掲げられた人権尊重の精神を理解して、一人ひとりの人権意識を育てていくことが大切です。

市では、「人権を大切にするまちづくりの推進に関する条例」を平成9年から施行しています。

  この条例は、憲法の精神である基本的人権の尊重を基本理念として、今も存在するあらゆる差別をなくし、人権が尊重される明るく住みよい街を築くために制定したものです。

  人権問題が決して「ひとごと」ではなく市民一人ひとりにかかわることを認識し、自由で差別のない社会の確立をめざしましょう。