災害時におけるペットとの同行避難について

更新日:2024年10月03日

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ペットとの避難について

災害が発生した場合、人間だけではなく、飼養されているペットも被災することが想定されます。このため、ペットとともに災害を乗り切るための危機管理も飼い主の責任として大切です。

また、ペットを飼養していない方も、避難所においては、以下の原則ルールのもとでペットを飼養している方が、ペットと共に避難してくることがあることをご理解ください。

万一の災害で避難しなくてはならない状況になったとき、飼い主はペットと「同行避難」することを心掛けましょう。ペットを置きざりにしたり、街に放したりしないでください。放たれたペットが迷子になったり、場合によっては人に被害をおよぼすことがあります。

 

ペットとの「同行避難」とは

「同行避難」とは、災害発生時に飼い主が飼養しているペットを同行し、避難所へ安全に避難することです。避難所において、人とペットが同一の空間で居住することを意味するものではありません。

ただし、盲導犬・介助犬・聴導犬などの補助犬については、ペットとは捉えず要配慮者への支援として考える必要があります。「身体障害者補助犬法」により、公共的な施設を身体障害者が使用する場合には、補助犬と同室で飼養することが認められています。

 

避難所でのペットの受け入れについて

池田市では、災害により自宅に居ることができない場合、避難所へ避難していただくこととしておりますが、ペットと避難する場合は「同行避難」を原則としておりますので、避難所では人とペットの居場所は分けております。また、ペットはケージに入れていただくこととなります。

人に危害を与える可能性のある大型動物や危険動物、特別な管理や飼養場所を必要とする特定動物は受け入れることはできません。詳しくは下記の特定動物リストをご確認ください。

特定動物リスト(環境省ホームページ)

 

避難所でのルール

・避難所におけるペットの飼育や管理は、そのすべてを飼い主の責任でおこないます。ペットに関する苦情や危害の発生防止に努め、万一これらが生じた場合は、飼い主が責任をもって対処する必要があります。

・エサの残り、排泄物、抜け毛等は飼い主の方で後始末をしてください。

・避難所で必要となるペット用品は、飼い主が用意する必要があります。(ケージ、首輪、餌や水、食器、糞とり袋、シーツ、消臭スプレー、薬等)

・ケージにはタグをつけ、飼い主がわかるようにしてください。

・ペットを人の居住区域に連れて入ることはできません。

 

ペットの健康管理としつけ

避難所では多くの人が生活することになります。中には動物アレルギー等により犬や猫が苦手な方もいます。
また、ペットにとっては大勢の人達に囲まれストレスを感じ、予想外の行動をすることもあります。ストレスなく生活できるよう、普段から基本的なしつけをすることも飼い主の責任として大切です。

なれない避難所での生活は、人間とペットの双方にストレスが溜まるものです。避難所生活を乗り切ることは、人間にもペットにも大変なことですが、少しでも穏やかに生活ができるよう、飼い主の方は責任を持ってペットを管理することが大切なルールとなっています。

 

<日ごろからできる取り組み>

・飼い主の言うことに従うよう、基本的なしつけをしましょう。

・他の犬や猫などが近くにいても、興奮して無駄吠えしないよう、基本的なしつけをしましょう。

・避難所でのトラブルを避けるため、予防注射等を定期的に行い健康管理に注意しましょう。

・ケージの中で長時間過ごせるよう訓練しましょう。

・ご近所とのコミュニケーションを密にしましょう。(ご近所の方と飼っている動物の情報交換をしておくことで、飼い主不在時の対応や緊急時の助け合いが可能になります)

・災害発生時にペットが迷子にならないよう、マイクロチップ等による所有者明示をしておきましょう。また犬の場合は、狂犬病予防法に基づく鑑札および狂犬病予防注射済票を飼い犬に装着させる義務があります。

 

ペットのための防災ノート

ペットのための防災ノートは、災害時にペットと同行避難をする際に必要な情報をまとめたものです。

また、避難所でケージに取り付けていただくタグを発行するための申請書も附属していますので、あらかじめ作成しておき、ペットとの同行避難をする場合にご活用ください。

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