四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)予防接種
四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)予防接種について
四種混合ワクチン(DPT-IPV)は、三種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風)に不活化ポリオを加えた不活化ワクチンで、平成24年11月1日から定期接種として開始されました。
ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオはすべて予防接種により発症・重症化を予防できる疾患です。
令和6年4月1日から四種混合ワクチンにヒブ(インフルエンザ菌b型)を追加した「五種混合ワクチン」が定期接種となりました。
五種混合ワクチンで接種を開始する場合は、四種混合ワクチン及びヒブ単独ワクチンは接種不要です。
お知らせ【四種混合ワクチンでの予防接種(4回)が完了していない方へ】
四種混合ワクチンは令和7年7月頃、在庫がなくなり次第、販売終了となります。
最後まで四種混合ワクチンとヒブワクチンで接種完了することが望ましいですが、同一ワクチンでの接種ができない場合は、(1)または(2)の方法で接種してください。
(1)四種混合ワクチンとヒブワクチンの回数が揃っている場合
(例:すでに四種混合ワクチン2回、ヒブワクチン2回接種済など)
五種混合ワクチン(四種混合ワクチンとヒブワクチン)に切り替えて接種してください。最後に接種した四種混合ワクチンの種類によって、切り替える五種混合ワクチンが異なります。母子健康手帳の予防接種の記録を確認してください。

(2)四種混合ワクチンとヒブワクチンの回数が揃っていない場合
(例:すでに四種混合ワクチン1回、ヒブワクチン2回接種済など)
下の表の接種パターンを参考に、回数を揃えるための接種を行います。

※1 … 3種混合及びポリオを接種される方は、下記のPDFファイルから実施医療機関をご確認ください。
※2 … 令和7年7月25日付で厚生労働省より、「4種混合ワクチンの販売中止に伴い、4種混合ワクチンが接種完了できない方に対して、すでに接種したヒブワクチンの回数によらず5種混合ワクチンを用いて接種を完了することとして差し支えない」との通知がありました。その際、接種間隔は後から接種する5種混合ワクチンから見て、直前の4種混合ワクチンとの接種間隔が定められたものとなるようご注意ください。接種方法につきましては、医師とよくご相談ください。
【令和7年7月1日時点】三種混合・単独不活化ポリオ 実施医療機関一覧 (PDFファイル: 812.6KB)
ジフテリアについて
・ジフテリアはジフテリア菌の飛沫感染により発症する疾患です。
・予防接種の導入により、現在では国内の患者発生数は0が続いています。
・症状は高熱、のどの痛み、犬吠様(犬が吠えたような鳴き声)のせき、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。
・発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため注意が必要です。
百日せきについて
・百日せきは百日せき菌の飛沫感染により発症する疾患です。
・予防接種の導入により、患者数は減少してきていますが、最近は長引くせきを特徴とする思春期・成人の百日せきがみられ、乳幼児への感染源となることがあります。
・名前のとおり激しいせきを伴う病気で、乳幼児ではせきで呼吸ができず、唇が青くなったり(チアノーゼ)、けいれいんが起きる、あるいは、突然呼吸が止まってしまうことなどがあります。
・肺炎や脳症などの重い合併症を起こしやすく、新生児や乳児では命を落とすこともあります。
破傷風について
・破傷風菌は、ヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。土中に菌がいるため、世界中どの土地であっても感染の可能性があります。
・現在も国内でワクチン未接種世代(50代以上)を中心に年間100人以上の患者発生があります。
・破傷風菌が体内で増えると、菌の出す毒素のため、筋肉の強直性けいれんを起こします。最初は口が開かなくなるなどの症状があり、やがて全身の強直性けいれんを起こし、呼吸筋麻痺による呼吸困難や窒息死に至ることがあります。
ポリオ(急性灰白髄炎)について
・ポリオ(急性灰白髄炎)は「小児まひ」と呼ばれ、感染したヒトの便中にあるポリオウイルスが、他のヒトの口から入り咽頭や腸管で増殖することでヒトからヒトへ感染します。
・国内では昭和55年(1980年)を最後に野生株ポリオウイルスによるポリオ麻痺患者の発生は0となっています。
・ポリオウイルスに感染すると、ほとんどの場合症状は出ませんが、100人中5~10人に風邪様の症状、頭痛、嘔吐がみられます。また約1000~2000人に1人に手足のまひを起こし、一部の人はその麻痺が永久に残り、麻痺症状が進行すると呼吸困難により死亡することもあります。
接種対象年齢
生後2か月~7歳6か月未満
接種回数・接種間隔

接種方法
・接種の際は⺟⼦健康⼿帳を忘れずに持参してください。
・予防接種予診票は予防接種綴に添付されている他、市内の予防接種実施医療機関にも置いています。
・この予防接種は個別接種となりますので、下記の実施医療機関でご予約のうえ、接種してください。
池田市外で予防接種を受ける場合はこちら
※事前に⼿続きが必要です。
接種費用
無料
※ただし、対象年齢(2か月~7歳半未満)に当てはまらない場合、接種間隔が異なる場合(初回1回目→2回目を20日開けずに接種した、追加を6か月開けずに接種したなど)は任意接種となり、有料となります。
※任意接種の場合、健康被害が生じた場合に予防接種法に基づく補償が受けることができないため、ご注意ください。
ワクチンの種類
不活化ワクチン
留意事項
・接種当日は、朝からお子さんの状態をよく観察し、普段と変わったところがないことを確認してください。
・予防接種を受ける予定であっても、体調が悪いと思ったらかかりつけ医とよく相談して接種するかどうか判断してください。
※37.5度以上の明らかな発熱がある場合は接種できません。
・接種後30分程度は、急な副反応が出た場合に備え、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
・接種後1週間は副反応の出現に注意し、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
・接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。また、当日ははげしい運動は避けましょう。
・母子健康手帳は、予防接種を受けた大切な記録となります。今後接種歴を確認する機会も多くありますので、大切に保管してください。
副反応について
・接種後、注射部位の発赤・腫れ・しこりなどの局所反応が主で、7日目までに約18%認められます。なお、しこりは少しずつ小さくなりますが、数か月残ることがあります。
・通常高熱は出ませんが、接種当日に37.5度以上になった例が0.5~1.8%見られます。
・重い副反応がなくても、はれが目立つときなどは医師に相談してください。
・予防接種によって健康被害(入院が必要な程度の障害など)が生じた場合は、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものと認定されると、予防接種法に基づく補償を受けることができる健康被害救済制度があります。
・予防接種の効果・副反応などを理解した上で接種してください。
この記事に関するお問い合わせ先
池田市 子ども・健康部 健康増進課
〒563-8666
池田市城南1丁目1番1号 池田市役所4階
(予防接種)電話:072-754-6031
(成人保健)電話:072-754-6032
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更新日:2025年08月01日