令和4年度 文化財保護事業

更新日:2025年04月21日

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令和4年度に実施した事業を紹介します。

仏像等調査

綾羽所在の大広寺の仏像等の調査を行いました。以前に市史編さん事業などにおいて調査を行っていますが、現状確認と、デジタルカメラでの撮影を行いました。以前の調査写真はフィルム撮影のため、フィルムの劣化の可能性があります。そのため、改めて写真のデジタル撮影を行っています。合計29件の仏像等の調査を行い、令和5年度も引き続き、大広寺の仏像等の調査を行う予定です。

大広寺 仏像委調査状況

大広寺仏像調査状況

指定文化財等の説明板の改修

指定文化財等には来訪者に文化財の詳細を知ってもらうため、可能な限り説明板を設置しています。以前作成した説明板は木製であるため、腐食、変色しているものがあり、順次、アルミ製で写真を掲示した説明板に改修しております。令和4年度は久安寺蔵の「木造 増長天立像」、「木造 薬師如来立像」(ともに池田市指定文化財)の説明板を設置しました。

久安寺設置の説明板

指定・登録文化財保存修理・維持継承等の補助

逸翁美術館「紙本著色 芦引絵 保存修理補助」

令和2年度より令和6年度までの5カ年事業で保存修理が行われています。(文化庁・池田市補助事業)

八坂神社「八坂神社本殿 防災設備改修補助」

国宝・重要文化財の建造物などは消防法令上、原則として規模にかかわらず消火器又は簡易消火用具及び自動火災報知機を設置しなければなりません。そのため、八坂神社は、自動火災報知機はもちろん、屋外消火栓、放水銃を設置し、もしもの時の初期消火に対応しております。

放水するには、ポンプ・水(貯水槽)が必要です。ポンプは古く、修理はできなくなったため、交換し、起動ボタンの設置、屋外消火栓の改修、放水銃に接続可能なホースの設置なども行われました。(文化庁・池田市補助事業)

重要文化財 八坂神社本殿

重要文化財 八坂神社本殿

八坂神社 改修後の放水訓練

設置後の放水訓練

逸翁美術館旧本館磨き上げ事業 文化財資源活用事業費補助金(観光拠点整備事業)

登録有形文化財の逸翁美術館旧本館は阪急電鉄の創始者小林一三の居宅でしたが、昭和32年に逸翁美術館として、一三が収集した文化財を展示する施設となりました。その後、新館が建設されたため、小林一三記念館として阪急電鉄や小林一三の業績を紹介する施設となりました。

旧本館は昭和12年竣工で85年以上経過しています。瓦の破損や外壁の劣化などがみられ、瓦の葺き替え、外壁の改修が行われました。(文化庁補助事業)

市指定天然記念物 自性院カイヅカイブキ剪定作業経費補助

自性院のカイヅカイブキは市内に類を見ない大木で、樹齢は400年近くになると考えられます。枝葉が張り出し、強風で折れる恐れがあるため、剪定作業が行われました。(池田市補助事業)

自性院 カイヅカイブキ

自性院 カイヅカイブキ

文化財公開ウォーキング

11月19日(土曜日)に文化財に親しみ、池田の歴史・文化への理解を深める機会として、文化財公開ウォーキングを実施しました。久安寺から歩いて余野街道を通り、東禅寺、永興寺を訪ね、仏像を中心に見学しました。

 

koukaiten

重要文化財久安寺楼門前で解説

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〒563-8666
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電話:
(社会教育)072-754-6295
(スポーツ)072-754-6480
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